No.113 保育士あるあるから得る保育士を目指す人へのアドバイス
保育士をやっていると、日常的に体験する業界のシーンや、「職業病」とも言える出来事が起こります。今回はそんな「保育士あるある」を、それぞれの場面ごとに紹介いたします。これから保育士を目指している人には、特に参考になると思います。
保育士あるある~仕事編~
- ◎とにかく忙しい・休んでいる暇がない
- 保育士がメインで相手をするのはもちろん園児ですから、子どもが持っているパワーに圧倒されっぱなしになります。勤務中であれば休み時間であろうとも関係なく、先生とのコミュニケーションをせがんできます。
- 当然良い事ですが、「忙しい」「休んでいる暇がない」というのは厳然たる事実です。「それでもいい」「だからこそいい」と思える人こそ、保育士の仕事に向いていると言う事ができるのかも知れません。
- ◎個人情報がダダ漏れになる
- 子どもは自分の知っている事を、誰かに話したくて仕方がないものです。「家でこんな事があった」など、保護者としては外部に知られたくない事まで平然と話してしまいます。逆に言えば、保育園側の情報も園児の家庭に漏れているという事です。
- ですので、情報の取り扱いには十分に注意しましょう。また、うっかりと口を滑らせるという事が起こらないよう、あらかじめ話しても良い事といけない事を分類しておくのも、業務を円滑に進める上でのテクニックの一つです。
保育士あるある~人間関係編~
- ◎保護者の対応に疲れる
- 子どもの数だけ保護者がいます。自分の子どもの事に無関心な親御さんから、何かにつけて口を出したがる親御さんまで、保護者の数だけリアクションが存在します。仕事なので対応せざるを得ませんが、正直言って疲れるというのが本音でしょう。
- かといって邪険に扱うわけにもいかず、現場の人はこの辺りの兼ね合いにもどかしさを感じています。真面目すぎるのも疲れますし、適当すぎるのも問題です。バランスを取れるように図ってみると、疲労も最小化できそうです。
- ◎同僚や上司との兼ね合い
- 保護者同様、同僚や上司との付き合い方も課題の一つです。そもそもたくさんの人数を相手にする仕事ですから、コミュニケーションをいかにして取るかは、大きな課題になってきます。
- 園のスタッフがあってこその仕事ですから、こちらもバランスを取って円滑に業務ができるよう図りましょう。何よりも大事なのは子どもたちですので、スタッフ同士の連携はしっかりと取れるように心がけましょう。
保育士あるある~プライベート編~
- ◎仕事の事を考えてしまう
- これはどの業種にも当てはまる事かもしれませんが、保育士も例に漏れず、プライベートでも仕事の事を考えてしまう傾向があります。たとえば、買い物をしているときに仕事で使える物を探してしまったりするなどです。
- これは良くも悪くも職業病と言えますので、あまり気にしないほうが得策でしょう。むしろ、それだけ仕事と真剣に向き合っていると、プラス思考に捉えたほうが良いと言えます。まさにプロフェッショナルである一つの証明と言えるでしょう。
- ◎関係者が近くにいないか気にしてしまう
- これもあるあるですが、プライベートの時間に、担当している子どもや保護者などとばったり出くわしてしまうケースがあります。また、それが同僚や上司である場合も少なくないですが、こればかりは仕方がありません。
- 対策としては、平素から「見られている」事を意識するという事です。神経を使いすぎて疲れないようにする事は大切ですが、プライベートでも仕事の事を意識してこそプロであると言えます。
- ■まとめ
- 保育士あるあるを場面ごとにそれぞれ紹介いたしました。どれも現場で働いている人であれば、思わず納得してうなずいてしまう内容だと思います。これから保育士を目指そうと思っている人は、ぜひ進路を考える上での参考にしてみてください。