No.148 保育士として働くことのメリットとは
保育士は「仕事が多い」、「給料が安い」、「残業が多い」、「休みをとりづらい」などデメリットが先行することも多いですが、メリットもあります。実際に、身近な方でも何年、何十年と働いている方も多いでしょう。今回は、保育士として働くことのメリットについてご紹介します。
保育士は求められる職業である
保育園、とくに認可園は税金で成り立っているので職業として安泰と言えるでしょう。
また保育士は慢性的に人手不足なので、保育士を求める保育園はたくさんあります。そのため保育士資格を持っていることで有利に働けるでしょう。
保育士の有効求人倍率は3倍以上、東京だけに限ると6倍以上もあります。3倍とは求人枠100人に対して33人しか応募がない状況です。慢性的に足りていない保育現場では保育士は、今後もある程度は安定した職業になることでしょう。
保育士になることは子育てに役立つ知識が身につくことになる
保育と子育ては別物にあたります。これは、保育士であれば言われることでしょう。しかし、子供をあやしたり、おむつを変えたり、離乳食を作ったりなど共通点も多いことも事実です。そのため、保育で得た知識と経験は必ず子育てに役立ちます。
また、保育士は子供と接する時間が多いので、子供の理不尽な行動はよく理解しています。その分、他の女性に比べて育児ストレスは軽くなるというメリットがあるでしょう。
キャリアアップと責任のある仕事に就ける
保育園あたりの保育士の平均人数は14-15人ほどになります。その中から主任保育士になれるのは1人です。ただ、積極的に主任保育士を目指す保育士はあまりいません。
そのためキャリアアップ志向の保育士が計画立てて目指せば、意外と主任保育士にはなりやすいと思います。ちなみに私立保育園の主任保育士の年齢は40歳前後、平均年収は500万円前後になります。
保育士資格を活かすことで転職しやすい
現在の潜在保育士は70万人ほどになります。保育士資格は割と良い資格なので使わないことはもったいないといえるでしょう。保育士資格が持っていると支援センターや学童、託児所、ベビーシッターなどで働きやすくなります。
さらに保育業界だけじゃなくデパートの迷子係、子供服の販売員、音楽教室の先生、おもちゃ屋の店員など子供が集まる場所は保育士資格があると採用に有利になるのです。
つまり、資格を取得して保育士として働くことで次の選択肢もあるということになります。