No.98 お仕事内容と照らし合わせて考える、保育士に相応しい髪形
元気よく遊ぶなど活発に活動する子供たち。その相手をする保育士もまた、身体を動かす機会が多くなることでしょう。安全かつ適切に子供たちに接していくには、身なりに気を遣うことも重要です。その中の1要素である髪形について、どのような状態であれば適切と言えるのでしょうか。
保育士の業務内容
子供たちの世話をすること。それが一般的に認識されている保育士のお仕事と言えます。しかし実際には、ただ子供たちの面倒を見れば良いというわけではなく、以下のような目的を踏まえつつ業務に当たることが求められます。
第1に挙げられる目的は、人間として成長していくには不可欠な社会性や知識を子供たちに身に付けさせるということです。
実際の保育士の業務としては、食事・着替え・トイレなど生活面におけるサポートや一緒に走り回るなどしながらの遊び相手、絵本の読み聞かせ・お絵描き・工作などを行うことが挙げられます。それらを通して子供たちに一般的知識や生活習慣を教えるわけです。
それに併せて子供たちの健康など、心身の様子を把握することも重要な目的として欠かせません。体調の悪化や気持ちの不安・動揺が現れていないかを察知し、適切な対応を取ることが大切です。
これら保育におけるメインの業務を円滑に行うために、保育日誌の記録・指導計画の作成・保護者との情報交換・行事などの準備といった業務も不可欠なものとなります。
保育士に適したヘアスタイル
上記のような保育士の務めを果たす上で、髪形に関しては業務に支障をきたさないように整えるのが肝要と言えます。
奇抜なヘアスタイル、例えば人に近寄る際に毛先が当たったり、前髪が長く目にかかったりするような髪形では、子供たちの動きに合わせて多量に運動する時などの邪魔になってしまいます。
また、見た目の奇抜さが子供たちやその保護者の方々の警戒心を引き起こし、養育に不可欠な相互の信頼関係構築を阻害しかねません。同様の理由から他にも、ヘアピンなどアクセサリーを多用する髪型や匂いが強い整髪料の使用も控えるべきです。
では、保育士に相応しい髪型とはどのようなタイプになると言えるのでしょうか。一言で言えば、業務上のデメリットに繋がらないヘアスタイルが理想的です。清潔感があり、仕事の邪魔にならないような髪型であれば、子供たちやその親御さんたちに保育士として接する際にも、コミュニケーション上の妨げにはなりません。
髪の長さとしては、お仕事に支障が出ない対処をしている限り、ショート・ミディアム・ロングいずれのタイプでも問題ありません。
ショートヘアの場合、子供たちとの活動で髪が乱れても手櫛で直すことができ、特に支障を及ぼすことは無いでしょう。
肩にかかるくらいの長さのミディアムヘアでは、シニヨン・ハーフアップ・ポニーテールなどのヘアアレンジで髪をまとめることで、仕事の妨げになることを防止できます。
髪の長さが胸下までに及ぶロングヘアであっても、きちんとまとまったヘアスタイルにすることで、保育士らしい容姿にできます。三つ編みやお団子ヘアなどを用いれば、業務の妨げにならず、見た目のマイナス要因も回避できることでしょう。
- ■まとめ
- 以上のように、保育士の役割や業務目的に照らし合わせながら、それに相応しい髪型について考えてまいりました。「子供たちと接する際の邪魔にならない」「清潔感を保てる」、この2つのポイントを踏まえた髪型であれば、特に支障はないでしょう。