No.102 これさえ気を付ければ安心!? 保育士の人間関係
最近は、すっかり冬らしくなってきましたね。冬は、春からの新生活の準備をする季節でもあります。保育士として働いていて、新しい職場に移る事を考えている方や、春から保育士として働き始める方は、人間関係上手くやれるか心配で憂鬱になる事もあるのではないでしょうか。
人間関係はどの業界でも共通の悩みのタネ
仕事をする上での悩みのタネは尽きないと思いますが、その中でも最も大きな悩みのタネは職場の人間関係ではないでしょうか。
人間関係で悩む人が多いのは保育士の世界に限った事ではありませんが、保育士は同じ施設で働く先輩、後輩以外に、園長と保護者、そして子どもたちと、多くの人たちに囲まれて働く、特別な職種と言えます。今回は、保育士の人間関係をテーマにお伝えします。
保育士として働く中で、なんとなく気が合わないと感じる相手も出てくると思いますが、人間とはそういう物であるというある種の諦観(ていかん)も必要になります。”この保護者さんとは気が合わないな、でもきちんと報告しよう”、”この同僚とは意見が合わないな、でも協力しよう”といった割り切りができるかどうかでも、職場での居心地は変わってくるものです。
どの職場でも良い人間関係を保つポイント
人間関係をギスギスした物にしないためには、自ら意識した方が良いポイントがあります。
いくつかご紹介します。
- ◎明るく振る舞う
- 仕事をする中で、時に落ち込むようなこともあるかと思いますが、暗く、元気のない人は周囲の人から良く思われにくい事も事実です。失敗したり、叱られたりしたときも、気持ちをスパッと切り替えて、明るさを取り戻すように普段から心がけると、自分の中でも切り替えがしやすくなるでしょう。
- ◎朗らかな気持ちを持つ
- 一緒に働く他の保育士さんが、”積極的に働かない”、”仕事上のミスをした”そんなときでも、人のことを厳しく叱責する事は避けましょう。たとえ正しい主張であったとしても、叱責された側はあなたの事を悪く思うかもしれません。
- 相手の落ち度を許す包容力のある人はみんなから好かれます。職場の雰囲気を悪くしない為にも朗らかな気持ちを持ち続けましょう。その姿勢を保ちながらも、問題や危険がある場合などは冷静に注意するようにします。
- ◎謙虚さを大事にする
- ”園長や先輩から褒められた”、”保護者から感謝された”そういった場面もあると思います。しかし、周囲の人はそんなあなたの事も見ています。謙虚さを忘れて、うぬぼれが増長してしまうと、人から悪く言われる原因になります。”保育士として当然の事をした”、”自分の職責を果たした”という意識を忘れずに、常に謙虚でありましょう。
- ■まとめ
- 今回は、保育士の人間関係をよくする為に意識したいポイントをご紹介しました。保育の世界に限りませんが、周囲の人との人間関係が良好であれば、働く意欲も湧き、ストレスも小さくなります。是非、良い関係性を築いて下さいね。