No.114 保育士の6割がAI導入に反対!?メリットと活用方法をご紹介
某、人材紹介サービス(保育士)の調査によると、保育のAI化に反対する保育士は58%もいるそうです。とはいえ保育のAI認知度はまだまだ低く、実際に導入がされている園はわずか5.3%でした。今回は、保育のAI導入のメリットと活用方法について見ていきたいと思います。
AIに保育を任せられるのか?
まず始めに結論から申し上げますと、AIを導入するからと言って=AIに保育をさせるという事ではありません。AIの仕事は、連絡帳をアプリ化して時間の短縮を行う事や、保育士さん達のシフト作成、午睡センサーの活用など多岐に渡ります。
ここでいくつかの反対派の意見について、見てみましょう。例えば、「AIを使用しても人の心は育たないので、教育の場では不要だと思う。」という意見や「子供に何か起こった時に、駆けつけて抱き上げる事が出来ない」、「AIを使いこなす事ができずに、実際には業務の負担が軽減されないのでは?」などの意見が挙がりました。
これらを見ても分かるように、保育AIに対して誤解があるようです。子供を抱っこできない、駆けつけることが出来ないという内容は、恐らくAI搭載ロボットなどをイメージしているのでしょう。
しかし、実際は異なります。AIを導入している園では、ロボットなどは存在せず、その他の業務を担っているのです。AI保育の導入は、受け入れる側にも理解が必要となります。
保育園の入所選考が解決する
具体的に、AIができる仕事について見ていきたいと思います。保育園では、入所選考を行う時期、多くの時間と労力をかけて自治体も必死になって行っています。各家庭の状況や希望を聞き取りし、多くの児童を園に割り当てるのは毎年の事でしょう。
選考結果を待つ側としても、「早く結果が知りたい!」と思う、万が一入所出来なければ急いで他を探す必要もあります。ここでAIの凄さが分かる事例をお伝えすると、平成29年さいたま市でAIを導入した際には、7959名の児童を311の保育園に入所選考を割り当てる作業が、わずか数秒で解決したのです。
それ以前は約50時間以上の時間をかけて、職員も20~30名の方を動員して行っていました。それが、わずか数秒で解決したわけですからAIの凄さは、業務の簡潔化だけでなく、多くの人件費削減にも貢献したというわけです。
便利なアプリ機能をご紹介
ここでは、保育ICTシステム「コドモン」をご紹介したいと思います。全国NO,1の導入実績があり、保護者や保育士さんの負担を軽減するための機能が豊富に盛り込まれています。2022年4月1日現在では47全都道府県で11,411施設に導入されているのです。
その便利な主な機能とは、
- ○登降園、入退室管理
- ○保護者連絡
- ○指導案、日誌作成
- ○シフト管理
- ○請求管理
- ○保育ドキュメンテーション
- ○連絡帳
- ○延長保育計算
- ○検温、感染症チェック
- ○ヒヤリハット
- ○発育、健康記録
- ○緊急連絡
- ○アンケート
- ○写真販売
- ○複数施設管理
- ○セキュリティ
- ○給食、献立管理
- ○バス運行管理
アプリで連絡を受け付ける事ができるため、朝の電話対応が不要になります。また書類の作成時間が大幅に短縮され、残業時間も軽減されます。さらに、シフト管理や請求業務が大幅に省力化できるのです。
- ■まとめ
- 保育AIのメリットと活用方法について述べました。AIの導入は、AIに保育をさせるという事ではありません。AIを導入させる事で保育以外の業務簡素化を狙い、労働時間の削減や休日の取得増、ペーパーレス化、経費や人件費の削減が実現できます。さらに業務の時間削減が行えることは、必然と子供達と触れ合う時間も増えて、よりよい保育を行うことに繋がるのです。