No.149 あなたは保育士に求められる立ち回りができていますか?
保育士でどう立ち回ればわからないといった状況になった方は多いのではないでしょうか。実際に、そのような方は多いようです。
今回は、ケース別に保育士に求められる立ち回りをご紹介します。
保育士が子供達とコミュニケーションを取る際の立ち回りとは
絵本の読み聞かせや紙芝居等の教材を使った表現活動、イメージしながら楽しむ「ごっこ遊び」等が中心となるでしょう。大事な立ち回りは、保育士が照れることなく堂々と表現することです。
子どもの目線で語り、全身を使ってジェスチャーをする等細かい表現方法はありますが、子ども達の心を育むことが原点ですので、子ども達の心に響く表現方法を心掛けましょう。
保育士が子供に絵などを教える際の立ち回りとは
年齢に合わせた絵や製作を楽しめるよう指導するのは保育士の代表的な立ち回りでしょう。その際、保育士に求められる技術レベルは、そこまで高くありません。子ども達を楽しませることが出来るレベルです。
また、製作の部分では季節や行事ごとに画用紙等を使って、可愛く装飾する壁画やお遊戯会等で使用する衣装、日々の保育遊びで作る折り紙など、保育士が手掛ける作業は多種に渡ります。
しかし、すべてのことが完璧にこなせるわけではないでしょう。その際には、保育の参考書等に掲載されている見本をコピーすることやインターネットで参考になるイラスト等も探すなどの工夫をしましょう。また、それでもできないときは周りの保育士さんに頼ることによって問題の解決をしましょう。そのような関係性を築くためには、保育士間で、日頃から困った時は助け合える関係性を築くことが必要でしょう。
困った時に助けて貰える立ち回りをしよう
「相手に弱みを見せて助けてもらう」と、自分に対して好意を抱いてもらえるということがわかっています。実際に、心理学で「認知的不協和理論」と呼ばれています。「特に意味もなく助けた」と考えるよりも、「この人のことを好きだから助けた」ほうが自然であるため、本能的に好意を後づけしてしまうのです。そのため、普段から「相談したいことがあります」「アドバイスを頂けませんか?」などと周りの保育士さんに声をかけて相談してみましょう。勇気を出して弱みを見せてきた相手に嫌悪感を抱く人は、そうそういないでしょう。また、相手が自分より後輩であったとしても、相談するのもよいでしょう。
また、先手を打って自分から親切なことをするのもよいでしょう。どんなに小さなことであっても、人間の「何かしてもらったらお返しをしなくてはならない」という潜在意識によって、より大きいお返しを受け取ることができる可能性が高まります。先手を打って親切にすれば、たとえ相手からあまり好意を持たれていなかったとしても、「お返しをしなければ」という気持ちになる可能性が高いのでそうした立ち回りをするのがよいでしょう。
子供を第一優先に考えよう
何か緊急事態が起こった際には、子供を第一優先に考えることが最優先です。他の教員に怒られることを恐れてあなたが取った行動で、もし怪我などが起きてしまっても、責任を取ってくれるとは限りません。そのため、このことは忘れないようにしましょう。