No.211 保育士の一日のルーティンとは
保育士の仕事は、子どもたちの成長を見守り、支援する非常にやりがいのある仕事です。しかし、その一日には多くのタスクがあります。この記事では、保育士の一日のルーティンについてご紹介します。
保育士の一日の流れ
保育士の一日は、子どもたちが登園する前から始まり、保護者との連絡や子どもの健康チェック、そして一日の活動準備などが行われます。
朝の準備
保育園の開園は、早朝から始まります。保育士は出勤後、子どもたちの受け入れ準備やその日の活動計画の最終確認を行います。教室の整備や遊び道具の準備も大切な業務の一つです。登園してくる子どもたちを迎える際には、保護者とのコミュニケーションも欠かせません。子どもの体調や家庭での様子をしっかりと確認することが大切です。
自由遊び・朝の会
子どもたちが全員揃うと、自由遊びや「朝の会」が始まります。自由遊びの時間では、子どもたちが好きな遊びを選び、保育士はそれを見守りながら、適切にサポートします。朝の会では、出席確認やその日の予定を伝えるほか、季節に合わせた歌や挨拶なども行います。
午前中の活動
午前中は、外遊びや制作活動、リズム遊びなどの計画的な活動が行われます。保育士は、子どもたちの年齢や発達段階に合わせて遊びや学びを提供します。天候が良ければ、外で体を動かすことが多く、天候が悪い場合には室内で創作活動や歌、リズム遊びを行うこともあります。
昼食とお昼寝
昼食の時間は、保育士が子どもたちの食事を手伝う時間です。食事を通じて、食べることの楽しさや、栄養バランスについても自然と学べるようにサポートします。また、食事後は歯磨きやトイレの介助も行います。昼食が終わると、お昼寝の時間が設けられます。保育士は、子どもたちが安心してお昼寝できるよう、布団を敷いたり、寝かしつけを行ったりします。
午後の活動
お昼寝の後は、再び自由遊びや集団遊びの時間となります。午後の活動は、子どもたちのエネルギーが回復しているため、体を使った遊びが中心になります。保育士は、子どもたちが安全に遊びながらも、コミュニケーションや協調性を学べるようにします。
お迎えの時間と終了業務
夕方になると、順次保護者が子どもたちを迎えに来ます。保育士は、保護者にその日の子どもの様子を伝え、連絡帳に記入することもあります。全ての子どもが帰宅した後、教室の片付けや翌日の準備を行います。園内の安全確認や、次の日の活動の計画もここで行われます。
業務外の時間
保育士は、子どもたちが帰宅した後も業務が続くことが少なくありません。書類の整理や報告書の作成、保護者との連絡調整などが行われます。また、保育士同士でミーティングを開き、子どもたちの成長や問題点を共有し合うことも大切な仕事の一部です。