No.37 保育士の身だしなみは子供の手本になる!
スウェットやジャージなどラフなものになりがちであるため、ノーメイクやボサボサ髪は見た目の印象が悪く、保護者のイメージにも良くありません。保育士は大変な仕事で身だしなみはとても大事です。今回は保育士の身だしなみについて紹介します。
社会人のおしゃれと身だしなみは違う
おしゃれと身だしなみは、何が違うのか簡単に言うとおしゃれは自分のために流行や好みのことで、身だしなみは身嗜みと書くように相手を思い不快にさせないように身なりを整える相手への気遣いと言えます。
保育士の身だしなみ規定(服装・髪色・メイク・ネイル・ピアス)
保育士は、身だしなみに関する規定が厳しく、保育園での身だしなみについての規定が設けられています。子どもの安全を第一に考えることで服装は動きやすいTシャツやトレーナー、ジャージ着用になります。また、上にはエプロンを身につける保育園が多くなっています。
髪の毛については色々と規定が設けられ、多少のヘアカラーは許されますが、派手な色は避け基本は黒色です。子どもを安心して預けられる印象を保護者に与えることが大事です。髪型は、動き回ってもジャマにならないショートヘアか、ゴムで括ります。
前髪をピンで留めると乳児にケガをさせる可能性があるため、ヘアゴムの着用が推奨されています。顔が見えるようにすることで明るい印象を与え、子供たちが安心して近寄ってくる傾向にあります。
ピアスやアクセサリーなどは、落としたりして子どもが飲み込んでしまうことでケガをさせてしまうなど、子どもにとって危険があると判断されるものは身につけないようにするのが保育園の基本方針になります。
爪を伸ばすと子どもにケガをさせる恐れがあることから保育園では禁止されています。濃いと感じられる口紅や過剰なアイメイクなどは、保育で必要ないと判断され、保護者に与える印象として軽いナチュラルメイクが推奨されています。
保育士が働くときに身だしなみで注意すること
保育園は、保護者にとって安心して子どもを預けられる場所でなくてはなりません。保育士は、子どもを預ける保護者の視点からも安心できるかどうかを考える必要があります。
○子どもに危険なものは身に付けない
ヘアピン、ピアス、イヤリング、ネックレス、指輪、時計、ブレスレット、アクセサリーは乳児の誤飲事故や怪我の原因になります。
○匂いの強い化粧品・香水は付けない
化粧品の中には匂いの強いものもあり、刺激の強いものは嫌がられてしまい保護者への印象も良くないので、注意する必要があります。
○薄めのナチュラルメイクを心掛ける
付けまつ毛や濃いアイライン、チークやラメの使用、マスカラや濃い色等、派手なメイクは避けるようにし、保護者から見ても保育士の良いイメージが認知されるようにします。自然に見えてもノーメイクでは、だらしない印象を持たれてしまいますので、ナチュラルメイクを心掛けましょう。
○保護者や子供からの保育士イメージに合わせる
保育士の印象は、安心感や清潔感と誠実さが大事ですので子どもや保護者から信頼されるような身だしなみを心掛けましょう。
保育士の身だしなみが大切な理由
保育園の子供達にとって保育士(先生)は憧れの人でもあり、子どもたちはいつもきちんとした先生の姿を見て、知らずのうちに学んでいるからこそ、しっかりとした身だしなみが必要なのです。
子供達以外にも保護者や地域の人達から見て、保育園の印象に繋がり保育士の仕事は、子ども相手の仕事だからこそ、指導者としてふさわしい身だしなみを心掛けることが大事なのです。
- ■まとめ
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身だしなみは社会人の基本とも言え、身だしなみができていることは、清潔感や信頼感にもつながりますので保護者や職員から信頼される保育士であるような身だしなみを意識しましょう。