No.71 保育士の仕事はやりがいと誇りを感じて楽しい!
保育士と聞いて最初に持つイメージは「大変そうだな…」かもしれません。子供は元気があり暴れん坊でイタズラが好きだと言うイメージがそうさせるのでしょう。保育士を職業にするには子供が好きでないと出来ないと思います。保育士のやりがいや楽しい事について調べていきましょう。
保育士とは
保育士は児童福祉法に基づく国家資格を取得します。専門的な知識や技術で児童の保育に関する指導を行います。児童福祉法施行令の改正前は保母や保父と呼ばれていましたが、改正後は保育士として名称が統一されています。保育士として働く為には、保育士資格を取得して都道府県に保育士登録をする必要があり主な職場は保育園や乳児園、児童養護施設などがあります。
保育士と幼稚園教諭の違い
保育士の場合、対象年齢は0歳児〜小学校入学前までですが、幼稚園の場合、3歳児〜小学校入学前までとなっています。保育士は厚生労働省の国家資格を取得する必要がある事に対して、幼稚園教諭は文部科学省管轄である事や免許は更新期限があり就職先は基本的に幼稚園となります。
保育士のやりがいは楽しい!
近年、待機児童問題や保育士不足が表面化して保育士のイメージがあまり良くありません。給料は安い上、体力的にはキツイ残業が多く、家に持ち帰ってしなければならない等負担に感じる事があります。そんな大変な仕事でもやりがいや楽しさを感じる保育士がいるのです。下記は保育士と幼稚園の先生の聞き取り調査です。
【どのような時にやりがいや楽しさや感じるのか】
○子供の成長を感じられた時 ⇒ 91%
○子供と信頼関係を築けた時 ⇒ 87%
○保護者に感謝の言葉を述べられた時 ⇒ 73%
○行事で盛り上がった時 ⇒ 49%
○クラスとしてまとまりや協調性が出てきた時 ⇒ 47%
○自分の意図した関わりが狙い通りに行えた時 ⇒ 37%
○先輩や園長に褒められた時 ⇒ 37%
○保護者に相談された時 ⇒ 34%
この調査で保育士のやりがいや楽しさが伺えます。
保育士が楽しいと思う事
保育士は、子供の成長をすぐに感じられる事で子供たちが日々新しい事に挑戦して出来るようになるのが1番の楽しみです。乳幼児の掴まり立ちが出来た、立つ事が出来たなど誰よりも早く成長していく姿を見るのはとても楽しくやりがいにも繋がります。
- ○子供との出会いが楽しい
- 保育園は、子供たちにとって初めて保護者と離れる機会になります。始めは泣いてばかりいた子供やご飯を自分で食べられない子、眠れない子などそんな子供たちと出会い毎日過ごしながら教えたり教えられたりと、成長して笑顔を見せてくれる瞬間がとても嬉しく楽しいです。
- ○行事やイベントが楽しい
- 保育士の仕事には行事やイベントなどの企画があり、子供たちの普段の遊びから好きなテーマを考えて運動会の種目や発表会に取り入れて一緒に作り上げるのがとても楽しいです。
- ○保護者との関わりが楽しい
- 子供たちが普段保育園でどうやって過ごしているのかを保護者からすれば気になるのは当然な事で、園での様子を保護者が聞く事や家での生活状況などを話してくれる信頼関係が築けて相談をされる事が嬉しく楽しいです。
保育士になって良かった事
保育士になって良かった事は人によって色々あります。
- ○子供と一緒に成長できた事
- 担任として受け持った子供の卒園や一緒に経験して成長が出来る事に保育士の仕事をしていて良かったと思う。
- ○子供といると笑顔になれる
- 子供にとっては何気ない事でも毎日笑ってしまうような事が起きて愛らしい姿を見ると笑顔になれる。
- ○人から感謝される仕事である
- 保護者が子供の成長を見る事が出来る、保護者の協力と繋がりが出来る、子供から元気をもらえる、新しい発見が出来る、毎日お礼を言われる事が多く人からありがとうと言ってもらえる職業である事です。
- ■まとめ
- 最近は勤務状態や体力、人間関係など精神的な辛さで辞めていく人や給与の低さなど負のイメージが強く、保育士って大変だと思われていることがあります。大変な日々の中にも楽しい事や嬉しい事、やりがいを感じる事はたくさんあり、保育の仕事にやりがいと誇りを持って働いている事を発信して保育の専門性の重要性を伝える必要があるのだと思います。