No.77 保育士の面接における長所の答え方
保育士に限らず、働きたいと思う職場に採用される為に避けて通れないのが「面接」です。面接担当者と応募者が一問一答する形で進めていく為、1番緊張する場面とも言われています。ここをクリアしてから条件などが合えば採用となるのが一般的な流れです。今回は、保育士の面接における長所はどのようにして答えるのかお話ししましょう。
自分の短所と長所を把握する
保育士の場合は、志願者の方が実際に勤める保育園に対し、ふさわしい人材なのか否かを見極める大事な場面なのが面接です。その内容ですが、主に良く出題されるのは自分の「長所」と「短所」の2つとされています。
応募者の性格を知ることは通常業務を始め、他の職員や通園する園児やその親御さんに対してより良い関係を構築するにあたり、最適な人材であるのかを判断する為の質問となっています。
面接で短所について質問するのは、いかに業務の遂行や園児及び保護者、他のスタッフに対してトラブルを起こすことなく円滑に対処できるのかを知る為に出題していますので、分かりやすく明確に回答する必要があります。
どうしても答えが出にくい場合は、自分を1度客観的な立場で見つめ直し、短所と長所、この2つについて分析しておくと、答えを出しやすくなります。ただし、嘘を付いてしまうのはもちろんNGです。率直に伝えましょう。
求められる資質
実際に保育園で働くことになった際、求められるのが責任感です。その理由は、保育において園児たちの心身を健康に育てるお手伝いをするのが役割なのと、もしもの事態として起こりうる怪我や病気などといったアクシデントであり、それを防ぐための配慮も必要になります。その他、園児同士が仲良く過ごせる為の環境作りは毎日の業務範囲内とされていますので、その分責任感が要求される部分です。
次に求められるポイントは、コミュニケーション能力と協調性です。この2つの部分も毎日の保育において非常に重要な部分であり、保護者との連携等も要求されます。
園内で起こった出来事や子供の成長過程、それに園内行事を理解してもらう為に欠かせませんし、毎日のご挨拶や園児との会話、保護者との話し合いなどにおいても重要な部分とされているわけです。
保育士として働く人には、体力も重要であり、園内の庭で遊ぶ場合や、時には外出して散歩や公園などへ足を延ばす機会がある保育士にとって要求される部分です。運動会に向けての事前練習や遠足といった行事もあります。
その他、一部の保育園の採用試験に導入されることであろう歌唱力やピアノを演奏できる力といった音楽について理解できているかといった項目が挙げられます。子供たちは時に、この曲を歌いたいといったリクエストをする場合があり、この状況に対してもやはり、すぐ演奏できるといった即興力も長所として回答できるからです。
答える際のポイント
自分の長所について答えてほしいと言われた場合、どのようにして答えるのかと言うと前述の内容に対し、簡潔に答えるのが一般的ですが、+αになる部分について分かりやすく具体的に挙げてみましょう。
例えば、大学や専門学校の在籍時に経験したボランティアや保育実習がそれであり、活動内容と実績、感じたことなどを伝えましょう。
それ以外にも趣味や特技についても説明するのも1つの手で、ピアノやエレクトーン等といった楽器を使えることやスポーツ経験はもとより、読み聞かせの経験があるのならばそれらの項目も伝えましょう。