No.1 保育士1年目|スキルアップするために
目標だった保育士になれ、思いもよらなかった忙しい日々の業務に驚いている事でしょう。保育士さん同士の関係や、子どもたちとの接し方、保護者の対応も、勉強では体験できないことでの戸惑いもあることでしょう。そこで今回は、1年目の保育士さんが実際、どのようにスキルアップしているかをお届けしましょう。
1年目の保育士としてできること
保育士として踏み出した頃は、覚えることもたくさんあります。仕事内容だけでなく、先輩との関係や子どもたち、保護者との接し方も学んでいくことになります。新人として戸惑うことは当然です。そのような中、先輩保育士の方々はどのように1年目を送ったのでしょうか。
◎先輩からのアドバイスはメモをする
保育士1年目はわからないことだらけなのが普通です。仕事内容や子どもとの関わり方が分からない時には、先輩保育士に遠慮せず質問をしましょう。
また、質問をしたことはメモを取り、何度も聞くようなことはしないよう心がけましょう。メモを取るタイミングは、休憩中や子どもたちのお昼寝時間が好ましいでしょう。
質問をした時にメモを取りたいものですが、保育は子どもの命を預かる現場ですから、そのことを意識し、注意力が散漫にならないよう気を配らなければいけないからです。
◎先輩の背中を見て覚える
保育の現場は「見て覚える」と言われています。仕事内容は保育園によっても違いますし、担当になったクラスでも違います。また、園児ひとりひとりの特長や保護者の対応となると、保育士になるための学業では、汲み取れない業務が多々あります。
そのような時は、先輩保育士の仕事内容や、園児への声掛け、保護者との関わり方を見て、自分のものにしましょう。
園児への声掛けは、タイミングや話す語り口調、速さなどをポイントに見ていると、どのように接していくことがベストなのか、自分の中でも確立していきます。
1年目でも怠ってはいけないこと
保育の現場に入ってみて実感したと思いますが、個性を持った子どもたちを見ていくにはチームプレイが大事になります。どの職業でも同じことがいえますがチームプレイのために「報告」「連絡」「相談」は大切なことです。
分からない事は積極的に質問して、問題が起きた時は早急に報告することを忘れないように心がけましょう。大切な子どもたちを預かっているのですから、1年目だけでなくこれから保育士と続けていくためにも連携を取ることは最も重要なことです。
また、言葉遣いに気をつけるのも大切なことです。子どもは真似をするのが好きです。接している時間が長い保育士や園児同士の言葉を自然と真似てしまいます。保育士として自覚を持ち、子どもたちのお手本になるような言葉を使うよう心がけましょう。
◎1年目でも保護者から見ると先生です
保育士の仕事で重要となる、保護者の対応ですが、園児との対応とは全く異なった違いがあります。保護者から見ると、1年目の保育士でも「先生」には変わりありません。そのような保護者の対応はどのようにすればいいのか迷うところもあるでしょう。
まずは、保護者との信頼関係が大切です。そこで、取り入れたいのが「子どもの良いところを伝える」ことです。褒め方も保育中の子どもの実際の姿から良いところを伝えるようにします。そのためには、保育中の子どもたちの行動も観察する力が必要になってきます。
- ■まとめ
- 保育士の仕事は子どもたちと接するのでとても体力を使い、精神的な面でもとても疲れる仕事です。実際に現場に入っている人はよくわかっていることだと思うので、体調管理も気をつけるようゆっくり休める時間も作ってください。