No.130 子供たちを外遊びに連れていく際、用意しておくべき持ち物
幼児の健全な育成において、大切な要素の一つとも言える外遊び。その機会を適度に設けておくことも、保育士にとって必要な部分と言えます。外遊びもしくはその他、外出で子供たちを施設外に連れ出す際、準備しておくべき持ち物にはどのようなものが挙げられるでしょうか。
外遊びの重要性
子供たちは屋外での遊びを通して、成長する上でメリットとなる様々な事柄を獲得していきます。広い場所で走り回るなど、運動を伴う遊びを楽しむことは、身体機能の発育を促し、成長における良好な効果をもたらすことでしょう。
加えて、のびのびと身体を動かす遊びを通して、子供自身が安全な動き方を身につけることにも繋がります。成長において有効な学びの機会を多く得られることから、保育園や幼稚園での生活の中でも、外遊びの日程を積極的に取り入れていくべきと言えるでしょう。
外遊びに出かける際、持っていくべきもの
子供たちを園外に連れ出し、公園などの自由に動き回れる場所で遊ばせる場合、保育士としての役割を円滑にこなすために有効な所持品としては、以下のものが挙げられます。
- ●救急セット
- 子供たちを外出させる際、重要となる事項が子供たちの健康管理です。急な発熱やケガの発生に備えて、応急処置用の医療用具が必要となります。傷薬やその他常備薬などの医薬品を揃えた救急箱の他、ケガの治療に直ちに当たれるよう保育士各々で消毒液やガーゼなどを常備しておくことが有効です。
- ●ハンカチやタオル
- 異なる大きさのハンカチを数枚所持しておくと、ケガ発生の際や保冷剤を包む際などに活用できます。加えてハンドタオル・フェイスタオル・バスタオルなどタイプ別のタオルを準備しておくと、おむつ替えの敷物として使うなど、様々な局面にあわせて使用できて便利です。
- ●ティッシュ類
- 汚れまたはケガの傷口を拭う場合、拭き取り用にティッシュなど使い捨て可能なものを用いたほうが、ハンカチやタオルよりも衛生的です。安全に使用できる水場が近くにない場合に備えて、ポケットティッシュのみならずウェットティッシュも用意しておくと良いでしょう。
- ●ビニール袋類
- 外出に伴って出るゴミなどには、おむつなどが含まれるケースもあるので捨てられる場所が見つからない場合も考えられます。そのため、ゴミ捨て用のビニール袋などを用意しておくと良いでしょう。ゴミ以外にも、子供たちが遊びの中で集めてきた草花や木の実などを持ち帰る際にも利用できます。
- ●使い捨て可能な手袋
- 子供たちの世話をする際には、時として排泄物など汚物の処理をしなければならないシーンも出てきます。それが外出時と重なる場合も考えられるでしょう。そういったケースに備えて使用後、破棄するタイプのビニール手袋を用意しておくと良いでしょう。そうすることで処理後も衛生状態が保たれ、支障なく保育士の勤めを果たせられます。
- ●リュック
- 上記のような持ち物は、リュックにまとめて入れておくと良いでしょう。そうすることで手が塞がることなく、両手を自由に使って子供たちの動きに対応することが可能となります。
余裕のある大き目のサイズで、必要な物を迅速に取り出せるようポケットや仕切りの少ないシンプルな構造が適しています。
- ■まとめ
- 以上のように、子供たちを外遊びに連れていく際、用意しておくべき保育士の持ち物について確認してまいりました。外出時の所持品を不足なく備えておくことで、保育士としての適切な働きが可能になると言えます。