No.133 経験者の方々がぶっちゃけ!仕事で辛かったこと嬉しかったこと
保護者の方から児童をお預かりし、保育施設などで子育てを行う保育士というお仕事。そのお仕事には、実際に取り組んだからこそ抱いた感想も様々あるかと思われます。実際に保育士としての職務に携わった方々がぶっちゃけた、本音の部分について見ていきたいと思います。
保育士が果たすべき役割
保育士の業務は、児童の保護者に代わって一時的に児童たちの面倒を見るだけ、という単純なものではありません。幼稚園や保育園といった施設では、外遊びやお昼ご飯など、日々のスケジュールが定められています。その日程を児童たちに混じって、ただ漫然と過ごすのが保育士の仕事だと考えるのは大変な間違いです。
児童たちと共に過ごしながら、果たすべき務めを的確にこなすこと。それこそが保育士業務の本分と言えるでしょう。
保育士として行うべき役割として第一に挙げられるのは、児童の健康と安全を守ることです。たとえば外遊びの時間など、危険な行為に及ばないか注意を払い、ケガが発生した場合には直ちに応急処置に当たるという対応が求められます。
また児童たちに、手洗い・食事・着替えなど基本的な生活習慣や、集団生活を通しての社会的ルールを身に付けさせることも、保育士にとって重要な職務です。そういった形で児童の成長を支援することこそ、保育士本来の役割と言えるでしょう。
その保育士本来の役割を実行していく上で、保護者との連携が不可欠なものとなります。児童に関して情報を共有しながら、保護者の子育て環境をサポートしていくのも大切な役目です。
以上のような事柄がメインとなる保育士のお仕事は、多くの達成感が得られる一方、苦労することも様々生じます。それらに関して、保育士経験者の方々が語られた本音の部分について見ていきましょう。
嬉しかったこと
保育士にとって「この仕事を一生懸命やってきて良かった」と思える瞬間は、児童たちやその保護者から感謝や信頼を寄せられた時です。園での楽しかった出来事を家に帰って楽しそうに話していた、という話を保護者の方から聞かされ、大きなやりがいを感じたという方もいらっしゃいます。
このように、保育士としての役割に真摯に取り組んでこそ、児童たちやその保護者に認められ、更なるやりがいへと繋げられると言えます。
辛かったこと
一方で、保育士の業務はもちろん、楽しいことばかりとは言えないようです。保護者からのクレーム、先輩や同僚との人間関係がうまくいかない、残業が多く給料に見合わない、等々、マイナス面の本音を打ち明ける保育士経験者の方もいらっしゃいます。
その要因はケースによってそれぞれ異なります。しかし、状況を改善する方策が全くないわけではありません。その第一歩となるのは、適切なコミュニケーションを取れる関係性の構築と言えるでしょう。
具体的には、児童たちやその保護者、職場内ひいては保育施設の運営側と、報告・連絡・相談をし合える環境整備が挙げられます。各々の誤解や先入観を避けられ、関係性の悪化を食い止める一つの手段になり得ると考えられるからです。
- ■まとめ
- 以上のように、保育士の役割に照らし合わせながら、そのお仕事における良かった面・辛かった面について、保育士経験者の本音の部分を見てまいりました。困難なところも決して少なくない職務と言えますが、適切な対応策を講じることで改善に繋げることも期待できるでしょう。