No.32 保育士の腰痛予防~腰痛にならないための対策~
保育士の方は立っている機会が多いので腰痛とは無縁と思っている方が多いと思いますが、実際の現場では、保育士は幼児を抱っこしたり一緒に遊んだり、お昼寝以外の時間一日中動いていることが多いのが現状です。今回は保育士の腰痛の原因と対策方法や対処法について考えていきましょう。
前傾姿勢での幼児の抱っこが腰に負担をあたえる!
保育士さんは子供と接しながら遊んだり、補助するのがごく当たり前の「日常」として過ごしているのですが、幼児担当の保育士は、抱っこしたり会話するときは前傾姿勢で対応したりすることで腰に負担がかかります。
また、前傾姿勢の接し方は、一日だけなら問題はないのですが毎日だと自分の腰にダメージを与え続け、この一連の動作が腰痛の要因になっていると思われます。
腰痛が長く続くと最悪の場合、ギックリ腰にもなりかねません。
腰痛予防法
では、どうすれば腰痛を予防することができるのでしょうか?時間が無い方のために簡単にできる以下の対処法や腰痛対策をご紹介します。
1) 日常的に習慣としては腰以外のストレッチやマッサージなどを行うことも効果があります。また、お風呂に入る際は、湯船に浸って腰の筋肉を緩めてからストレッチを行うと更に効果がアップすると言われています。
2) コルセットや腰痛ベルトを装着する
コルセットは基本的に重いものを持ち上げる時、腰に対する負担を軽減することができます。腰痛ベルトなどを使うことで腰の筋肉を固定して腰に余分な負担をかけない役割があります。最近では子供の抱っこをするときにも重宝されています。
3) 幼児の抱き上げ方にも気を付ける
まずは最初に、膝を緩め背骨を伸ばした状態で膝を床に付けた姿勢を取ります。その後、抱き上げる幼児に体を近づけてから持ち上げると腰に対する負担は軽減されると言われています。これは、荷物などを持ち上げる動作でも応用すると腰痛予防対策になります。
4) 子供との遊び方にも工夫を
腰を落とす場合は、できるだけ前傾姿勢を避けて、膝から子供目線の位置へと姿勢を取ることが子供との接し方のベストポジションであり、座り方などについても腰に負担をかけないよう工夫してみましょう。
5) 腰痛が悪化したら
もし腰に痛みなどを伴うようになったら、クリニックや整形外科を受診しましょう。骨などに異常がなく疲労からくる腰痛と診断されたら、カイロプラクティックや整骨院などで治療を受けることをおすすめします。
- ■まとめ
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保育士さんにとって腰痛は職業病とも言えるでしょう。子供が好きで保育士になり、天職と思って仕事をするうちに腰痛になるのは避けたいものですよね!幼児~年長さんまでの保育業務をして、特に幼児などの対応では、腰に負担のかからない姿勢を心がけ日頃から腰のケアをすることで腰痛対策につながる重要なポイントとなります。