No.44 保育士の仕事は苦労もあるけれども喜びも大きい
夫婦共働きが当たり前の時代になり、保育園にかかる負担は以前にも増して大きくなりました。保育士さん一人一人にかかる苦労もそれに応じて大きくなっています。ここでは保育士さんの苦労、そしてそれを乗り越えたときの喜びについて語っていきたいと思います。
苦労に感じること
保育士さんが携わるものは、お遊戯以外に園児たちの食事や睡眠、排泄など基本的な生活習慣を身に付けるためのサポートも行っています。
また、保護者とのコミュニケーションも欠かせません。それに併せて、職員同士、共に取り組むべきことも必要となり、一日の仕事量は多いと言えます。苦労と感じることには、どういった種類のものがあるのでしょうか。
○職員との関係において
若い保育士さんにとってハードルとなるものは、上司や先輩保育士さんとのコミュニケーションの取り方です。上司の声が職員全体に影響を与えてしまいがちな職場の場合どうしたら良いのでしょうか。
こういった場合、定期的に会議を開いて職員の間で話し合いの機会を持ちます。業務改善という目的で行われる会議であれば、意見を出し合いやすくなる環境になり、職員間での情報共有もスムーズに行えます。そのような場がない場合には、5〜10分のちょっとした話し合いの機会を設けるだけでも、意見交換することが出来ます。
○保護者との関係において
保護者と信頼関係を築くためには、コミュニケーションをしっかり取ることが大切です。子どもの日々の変化で、出来たことを喜んで伝えたりするなど、保護者との時間を大切にしながら信頼関係を築いていきましょう。保護者に寄り添いながら話を聞くことで、保護者に安心してもらえます。
○子どもとの関わりにおいて
子ども同士の仲たがいや、子どもになついてもらえないといった事で苦労する保育士さんもいるようです。
このような場合の対処法としては、子どもの気持ちに寄り添った声掛けをすることを意識してみましょう。子どもたちがどうしてそのような状況になっているのかを把握し、気持ちを汲み取って声を掛けることに努めましょう。
やりがいや魅力
保育士さんの仕事は大変なことや苦労がある分、達成感、喜びも大きいものです。やりがいに光を当ててみましょう。
○職員との関わりにおいて
職員同士で協力して大きな仕事を完遂した時にやりがいを感じられるようです。大きなイベントで力を合わせて成し遂げられた時は、職員間に信頼感が育まれ、やっていて良かったと感じられるでしょう。
また、卒園児を担当した保育士さん同士であれば、共に卒園まで送り出せた大きな達成感を共有できると思います。
○保護者との関わりにおいて
保育士さんの仕事は、保護者に代わって保育をすることです。共働きの保護者をサポートし、社会にとってなくてはならない仕事を担っているという社会的使命を感じられる場面は多いでしょう。
未来を築く子どもたちのお世話をしている保育士さんの仕事は、国の未来を開きゆく重要な役割だと言えます。
保護者の気持ちに寄り添いながら親子共々、手助けすることで信頼関係が築けたり、保護者から感謝されたりする時には大きな喜びとなるでしょう。
○子どもとの関わりにおいて
仕事で味わえる魅力のひとつは、子どもの成長を目の当たりにしたときでしょう。子どもたちの成長の瞬間に立ち会えることは無上の喜びです。
- ■まとめ
-
保育士さんにとって、職場、保護者、子どもたちとの関わり合いにとって苦労が多いことも事実です。しかし、子どもたちの未来を築いているという大きな使命のある仕事だと自覚できたとき、苦労は喜びに変わります。頑張る保育士さんを応援していきたいです。