No.72 子どもの寝かしつけは保育士の見守る姿勢が大事!
寝る子は育つと言われるように保育所(園)で遊び疲れた子どもの睡眠は、体力回復や心身の成長、脳の発達などにとても大切なことで生まれて間もない赤ちゃんは母乳やおむつを替えてもらう時以外はほとんど寝ています。今回は保育士の昼寝や寝かしつけ方について調べていきましょう。
保育士について
保育士は、保育所などにおいて子どもの保育を行う国家資格者で、現在の日本は保育所(園)に入所を希望しながらも入所できない待機児童の保育園不足や専門職にも関わらず低賃金、長時間労働など保育士の人材不足という問題があり国はあらゆる対策を講じています。
保育園でお昼寝をさせる意義
睡眠は、幼児にとって心身の成長や脳の発達に重要な意義を持って眠ることで、子どもの脳は遊びや学びの記憶を整理しそれが記憶力を高めていくことに繋がります。保育園での昼寝は長時間過ごす子どもの身体と脳を休ませてリラックスさせるという役割もあり、特に0〜2歳児は昼寝をすることで体力の回復や生活リズムを安定していくなどの効果があります。
- ◎子どもを寝かしつける方法
- 子どもが寝やすい環境作りや寝かしつけの方法を紹介します。
- ◎添い寝、耳元で呼吸を合わせる
- 子どもは、良く知っている人の声などには安心しますので傍にいて目を合わせてあげる事や添い寝してあげるだけで寝る子もいます。子どもの呼吸やタイミングに合わせて聞き耳を立てます。
- ◎背中をさする、眉間のマッサージ
- 添い寝をしながら子どもの呼吸に合わせて手や足を優しく握るなど温もりを感じさせます。又は頭を撫でるなどして眠りを誘います。
- ◎抱っこやおんぶをする
- ぐずって泣いている子はそのまま放っておかないで抱っこやおんぶをしてあげる、おくるみはお母さんのお腹の中にいるような感覚になるため安心して泣き止むことがあります。
- ◎絵本やお話
- 寝る前に絵本を読んであげることやお話などをしてあげるのも効果があり、優しく語りかけて安心させます。
- ◎寝る前は大人しくする
- 寝る前は、なるべく興奮させずに大人しく絵本などを読んで落ち着いた遊びで過ごし興奮状態にならないようにします。
- ◎徐々に暗くし睡眠を誘う
- 人間は明るくなると活動を始め暗くなると身体を休める習慣がありますので、徐々に明かりを消して暗くしていきます。
- ◎1人1人の寝かしつけ方を知る
- 寝る時は歌を歌ったり、話をしたりしながら寝かしつけます。静まり返って急に寂しくなる子どもや家での寝かし方でないと寝ない子どももいますので、1人にかかりっきりはできない時もありますが余裕がある時には抱っこや添い寝をしてあげます。
寝かしつけの環境
寝かしつけには環境を整えることが必要です。
- ◎オルゴールや心地よい音楽
- オルゴール音のゆったりした音楽を流すとリラックスして入眠を誘います。決まった曲を使うと条件反射で眠気を催せるようにします。
- ◎暗闇でない環境
- 暗さを嫌がる子もいるのでカーテンを閉ざして暗闇を作り出すといったことなどで、薄暗い環境を作る必要がありフロアランプなどでほんのりとした明かりを付けることも良いです。
- ◎眠りに適した衣類
- 体温の高い子どもは衣服1枚ぐらいがちょうどいいと言われて、パジャマ以外に何かを着せると寝苦しくなってしまうことがあります。
家庭での睡眠、生活リズムをチェックする
乳児は家庭との連携が必要で、家庭での睡眠や生活リズムについて保護者に聞き、協力して園と家庭が連携して改善すると良い効果があります。
- ◎昼寝の時間を検討
- 昼寝の時間に寝つけない子も出てきますので、園内は検討して昼寝の時間を短くするなどの方法を考えます。年長の子どもは昼寝時間を検討して普段できないような遊びをするも良いでしょう。