No.119 保護者からも信頼を得るには? 人気のある保育士の心がけとは
子どもだけでなく、保護者からも親しまれている方は、まさに理想の保育士です。実は、保護者からも好かれている方は、みんなある事を実践しています。今回は、人気のある保育士が、普段から心がけていることについてご紹介していきましょう。
信頼関係を得るには、積極的なコミュニケーションが鍵
とある保育士アンケートで「保護者から信頼されるために最も大切なことは?」の調査結果に、一番多く寄せられたのが「保護者に対しての積極的なコミュニケーション」という回答でした。
コミュニケーションのタイミングは、送り迎えの短い時間でも話をする事です。今日あった出来事や、可愛いエピソードなどをこちらから積極的に話をするようにし、保護者からの相談にも乗りやすい雰囲気を作る事を大切にします。
そして、
ここからがキーポイントで、それぞれの保護者が保育士に求めている事を把握する事が重要です。そっとしておいて欲しい方なのか、話を聞いて欲しい方なのか。保護者によって、それぞれに合った関わり方があります。
「お任せします」タイプの保護者
園や保育士の事を信頼してくれていて、大抵の事は「お任せします」と言ってくれる保護者がいます。保育士側としては面倒がほとんどないのですが、だからといって連絡を怠ったり、子どもの様子を見逃したりしてはいけません。
子どもの良い所だけでなく、注意した事・園で起きた出来事など報連相をしっかり伝えましょう。理解のある保護者が多いので、どのような話でも受け止めてくれる方が多いです。
心配性タイプの保護者
保育士は、心配性の保護者が一番多いと考えていた方が無難です。幼い我が子を預ける事は、様々な面で心配になります。このタイプの親には、特に密に連絡をする事が重要です。
保護者から色々な質問が来る前に、些細な事でもこちらから先に連絡をして安心させてあげましょう。小まめなコミュニケーションを取る事で、気にかけている事が伝わり、保護者も安心してじきに「お任せします」と言ってくれるようになります。
我が子しか見えていないタイプの保護者
このタイプの保護者は、モンスターペアレンツになりやすく理不尽な要求を求める場面が多いかもしれません。そして、要求に応じないことでトラブルに発展してしまいがちです。
まずは、保護者の気持ちを受け止めて否定せずに話を聞くことを意識してみましょう。そして、可能な限り保護者の思いに寄り添った対応をする事が大切です。
対応できない内容に対しては、しっかりと理由を説明するだけでなく別の手段やできる事を提案して、保護者の要望に応えようとする気持が伝わるように努力しましょう。
しかし、それでも無理難題な要求が続き自身で対応が困難な時には、先輩保育士や園長に対応を代わってもらう事が適切です。
- ■まとめ
- 人気がある保育士は、保護者のタイプを見極める事で、保育士に求めている事を理解しています。そして、どのタイプでも共通して言えることは、マメなコミュニケーションを大切にしているからこそ信頼を得ているという事です。