No.15 保育士の声枯れはなぜ起こる? 原因と手軽に出来る喉のケア
声を使うお仕事の方は大概経験がある「声枯れ」。保育士さんも日々子ども達への声掛けで、喉を酷使して声が枯れてしまうことありますよね?
今回は「声枯れ」の原因や治し方などについて、ご紹介していきたいと思います。
声枯れはなぜ起こる?
保育士は職業柄、声をよく出すので喉を酷使してしまいます。声枯れの主な原因として考えられるのが、子ども達と歌ったり絵本を読み聞かせたり、注意を促したり説明をしたりと、常に声を出す(喉を使う)状況にあるためだと考えられます。
「それじゃ声が枯れても仕方ないじゃないか」そんな風に投げやりになる方もいらっしゃるでしょうか?
しかし、声を使わなければいけない仕事だからこそ適切な使い方やケアを覚えておくと、声が出なくて困ってしまうことも軽減されます。
声枯れの原因、声帯結節について
声を良く出し、喉を酷使する方に多く見られる病に「声帯結節」があります。
これは、喉の両側にある声帯の前面3分の1あたりに、豆のような結節ができるものです。声帯の前面部分は声を出すときに最も振動する部分で、そこにできた結節が硬くなると、声が枯れてしまうという症状が出ます。これは、声帯に余計な負荷がかかるときに現れます。
次の項では、声枯れになりにくいケアについて見ていきましょう。
喉ケアのポイント
こういった症状が出た場合、基本的には喋らずに喉を休めてあげることが一番です。
しかし、業務上でも日常生活の上でも、それが難しいことがあります。そこで、簡単に出来る喉のケア方法を3つご紹介したいと思います。
◎飲み物と食べ物でケア
まずは飲み物ですが、お茶が手軽で良いでしょう。
お茶に含まれるカテキンに殺菌作用がありますので、出来れば茶葉から入れたお茶を飲むのがオススメです。続いて食べ物ですが、こちらも喉に良いとされるハチミツと大根を積極的に摂ることがオススメです。
◎マスクの着用は必須です!
喉を痛めているときは、マスクの着用は大切です。マスクによって喉をウイルスから守り、調湿し乾燥から守ることが出来ます。最近のマスクは声のこもりが少なく、可愛い柄入りのものもあるので、お仕事の妨げになることは、少ないと思われます。また、外出時の水分補給も大切です。温かいお茶かスポーツドリンクなどを薄めて飲むのもオススメです。
◎病院で治療を受ける
あまり長く声枯れが続くようであれば、やはり耳鼻咽喉科など専門医の治療を受けることをオススメします。医師の診察で現状が分かりますし、投薬で早く回復する場合もあります。
- ■まとめ
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どうしても元気な子ども達と接していると、声が大きくなってしまいがちですが、それが悪循環となり声枯れの原因に繋がります。その状況を既に乗り越えた先輩保育士の声掛けのタイミング等を学ぶのも一つの手かもしれません。社会人の基本「健康管理」をしっかりと行い、楽しい保育士ライフを!