No.53 保育士の業務はパソコンで簡素化できる!?
保育士の仕事は子ども達と接する業務だけではなく、意外と多いのが事務作業です。実はこれが膨大な作業量なのはほとんど知られていません。今回はこの膨大な作業をパソコン使用によって、簡素化できるかどうか可能性を探っていきたいと思います。また、必要なスキルなども紹介していきたいと思います。
保育士の事務作業は膨大?
ではここで、保育士の事務作業の内容を紹介していきたいと思います。
- 保育計画書の作成
- 指導案計画の作成
- 連絡帳の記入
- 保育日誌
- 保育経過記録
- シフト、人事管理
- 行政、役所への提出書類の作成
- 園内の行事などのスケジュール管理
- 社会保険に関する事務
- 施設に関する管理
- 園児、職員に関する経理
- 備品管理、発注
- ホームページの更新
ざっと挙げただけでもこれだけの量です。下の段の項目に関しては、これまでもパソコンを使用していたと思いますが、問題は上の段の項目です。園児1人1人に作成しなければならない書類もあり、これを効率よく進めるためにはやはりパソコンの能力を十分に活用していきたいところです。
様々な書類をパソコンで一元管理
実は「保育計画書」と「指導案計画」は深くリンクしますし、保育計画は園の年間行事などに沿って立てられる場合も少なくないでしょう。年間行事スケジュールとも深くリンクするわけです。これを別々の書類として管理するとなるとロスが出てしまうのはご理解いただけるかと思います。
例えば、エクセルのシート機能を使えば園児Aの「保育計画」「指導案計画」「年間スケジュール」をリンクさせた状態で管理することも可能でしょう。そうすることで作業効率は大幅に上がるはずです。
また、保育日誌も1度フォーマット化してしまえば、日々の入力は簡素化されることでしょう。
最大限にパソコンを活用するためのスキル
パソコンは習うよりも慣れろです。パソコンを使うにあたって、本を買って勉強するよりも分からないことはネット検索するべきです。どんどんパソコンに触って慣れることが重要です。
とはいえ保育士の業務中にそれをやるのは難しいことでしょう。出来ることなら個人用のものを購入し趣味でパソコンを使った作業をしてみるのも良いかもしれません。
- ■まとめ
- ここまで、保育士の業務はパソコンで簡素化できるかどうか可能性を探ってきましたが、その可能性は十分にあると言えるでしょう。しかし、パソコンに慣れていない状態から使いこなせるようになるまでは試行錯誤の連続かもしれません。結果、業務の負担が増えてしまうこともあるかもしれません。やはり自力だけではなく専門の方に勉強会を開いてもらうなど工夫が必要だと言えるでしょう。