No.5 保育士の人間関係の現状とは?
皆さんのイメージでは保育士は毎日、1日中子供たちと楽しんで世話をしていると思う方が多いのではないでしょうか。そのため、職業的にも人気な仕事として資格を持つ方が多く存在しています。しかし、保育士として活躍をされる方は資格保持者数のわりには少ないとされます。その理由を見ていきましょう。
人間関係へのわだかまり
保育士の資格を持っているにも関わらず、その資格と関わりのない職場で働く方、資格を持つが保育施設で働いていない方「潜在保育士」が全国でも70万人いるそうです。子供の頃にはなりたい仕事として憧れの保育士で資格まで手に入れたが、なぜか保育士として活躍をしていない方が多くいるわけです。
昔からの夢や希望で保育士になった方もいますが、保育士となり何らかのギャップに失望感があり、辞めてしまった方もいます。その一つとして、人間関係の難しさがあります。
保育士の人間関係
人間関係というのはどの職業でもあるものですが、保育士の人間関係の厳しさが現れてしまう原因として、保育園で働く保育士は大半が女性であるということになります。これは、男女問わず、同性には低めの評価でしか目を向けてくれないことです。
そして、保育園には、役職としてしっかりとしたポストが存在していません。園長、副園長、主任ほどで、あとの保育士の方は横並びの状態で扱われていきます。基本的に園長、副園長が定年で退職を迎えるまでは、このかたちはかわりません。
そのため保育士として上下関係はないものの、幼児クラスより以上クラスへの担任に経験や実力がある仕事のできる先生が就くという傾向があるため、そこで一つの人間関係が見られます。ポストはないのですが、能力によって上下関係がある不思議な職場となってしまうのです。そこで、やっかみ、嫉妬などが他の職場より比べてもはるかに多く感じてしまいます。
保護者と起こる人間関係
保育士は人間関係として、保護者による影響が難しいとされます。昨今では親のモンスターペアレント化が進んでいるため、無理難題と言われても、保護者の立場に気持ちを寄せてあげなければいけなく、自分の意見を強調してしまい、保護者に不満を与えては問題となってしまうため、問題解決しなければいけないためストレスに想像以上のものがあります。
人間関係への対処
人間関係を意識しすぎると、マイナス意識が拡大してしまうこともあるので、人間関係として難しい世界で働くための対処法として、それを当たり前に思うことから始めましょう。
感情コントロールやコミュニケーション方法を変更して、対応してみましょう。時間をかけて信頼関係を築くことによって、人間関係を円滑にすることも可能です。
- ■まとめ
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これから保育士を目指している方には大変な事もありますが、それ以上に一つ絶対に嬉しい事もあります。それは笑顔の子供がたくさん待っていることです。