No.61 社会にとって重要な役割を担う保育士のやりがいとは
皆さんは、「保育士」の仕事にどのようなイメージをお持ちでしょうか。実際の保育士の仕事はかなりハードで体力の必要な仕事です。しかし、様々なやりがいを感じられて、社会に貢献出来るところが魅力的です。保育士の大まかな仕事を把握し、いくつかのやりがいを見ていきましょう。
保育士の役割とは
女性に人気な職業の1つである「保育士」とは、乳児〜小学校就学前までの幼児を預かり、保育する仕事です。保育士の役割は、園児たちに対する全般のお世話だけではありません。例えば、子どもたちの心身の発達を促し社会性を養うこと、それから食事や睡眠、排泄、清潔さ、着替えのやり方などの基本的な生活習慣を身に付けさせることなどが挙げられます。
保育士の仕事について
それでは、例として主な保育士の仕事内容を紹介します。
- 【午前中】
- まず、出勤したら部屋の掃除や換気、スケジュール確認、朝礼などの開園準備を行い、園児たちを迎えます。そして、朝の会(朝の挨拶、出席確認、体操など)をし、その後は保育園のプログラムに併せて散歩や自由遊びなどをします。
- 【お昼】
- 手洗い・うがいを促し、昼食の時間となります。その後、歯磨きと排泄をさせ、絵本の読み聞かせをしながらお昼寝の時間となります。園児が寝ている間に、会議や連絡帳の記入、それから休憩をします。
- 【午後〜夕方】
- お昼寝が終了すると、園内にて園児たちの自由時間となります。保護者が迎えに来たら、連絡帳を手渡し、その日の園児の状況と連絡事項などを伝えます。園児たちを見送り、掃除・片付けをし、1日の勤務が終了します。勤務時間は園によって異なりますが、基本1日8時間の勤務です。
様々なやりがい
保育士の仕事で「やりがい」を感じることができるのはどのような点でしょうか。
まず、子どもの成長を傍で見守ることができる点です。初めて歩いたり、新しい言葉を覚えたり、お遊戯会や運動会などの行事や保育園での普段の生活を通して、子どもたちが日々成長していく過程を身近で感じ取り、それが自信のやりがいとなります。また、園児たちの笑顔や純粋な心が癒しとなり仕事への活力を与えてくれます。
また、保護者と関わることで育児に関する相談を受けることがあります。仕事を通して得た知識や経験で保護者の悩みを解決したり、アドバイスをすることも出来るでしょう。それにより保護者に頼られ感謝され、信頼関係を築くことでやりがいを感じるでしょう。
そして、保育士の資格を取得することにより、働ける場所がたくさんあるところも大きな魅力と言えるでしょう。保育園だけではなく、放課後児童福祉員や児童福祉施設、それから家庭保育などもあります。
他にも雇用形態は、契約社員・派遣社員・パートなど、自分の状態に適した勤務条件を選ぶことも出来ます。大変なことや辛い思いもたくさんあると思いますが、子ども好きで明るくて上記にあげた魅力に興味を持たれた方にはおすすめの職業です。
現在日本では、待機児童や人材不足が問題となっていますが、保育士は育児中で共働きの家庭にとっての支援という点から、なくてはならない重要な存在です。
- ■まとめ
- もし保育士がいなければ、園児たちの安全を確保することが出来ませんし、両親も働くことが出来なくなります。大変なこともありますが、保育士は社会に貢献出来る誇りのある仕事で、子ども好きな方にとっては魅力的な仕事の1つだと言えます。